しばらくブログの更新が空いていましたが、その間に「ITパスポート」を勉強して合格しました。
今回は、実際に効果があった学習法だけを残した“最短メモ”です。社会人の時短学習の参考になれば。
ゴールと前提(私の勉強条件)
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目的:実務で飛び交う用語を説明できるレベルまで整える
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ツール:テキスト1冊/問題演習(書籍 or アプリ)/生成AI(出題&誤答整理)
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取り組み方:平日こつこつ+直前期は誤答だけ周回
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合格基準:CBT方式・1000点満点中600点以上(受験時点シラバス6.3)
1. なぜ今あえてITパスポートだったのか
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「知っているつもり」の用語を言語化してそろえるため
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ストラテジ/マネジメント/テクノロジを横断で復習したかったため
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仕事の会話スピードを上げる地力をつけたかったため
2. 生成AIを“相手役”にする(ランダム出題/誤答ログ)
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学習の核は会話型の小テスト
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「ランダムに1問出して」→ 自分の解答(a/b/c…)→ 即フィードバック
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間違えた問題だけを自動でメモ化(“誤答リスト”)
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仕上げ期はこの誤答リストだけ周回(弱点に集中投下)
ノートを綺麗に作るより、誤答収集→再テストの回転数を上げる方が伸びが早かったです。
3. 「間違いだけ回す」学習ループ(3ステップ)
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ランダム演習で広く当てる(20〜30問ずつ)
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迷った/外した設問にフラグ+一言メモ
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例:「V字モデル/受入テスト」「RPO・RTO」「完全性 vs 可用性」
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フラグだけ再挑戦 → 正解でも**“他が×の理由”**を即口頭化
最後の10分で見る誤答チェックリストも作成。
似た用語の区別や定義を一行でメモ(例:「RPO=許容損失量/RTO=復旧目標時間」)。
4. 受けてわかった「ITパスはこういう試験」
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広く浅いが、ふわっと理解だと選択肢を切りきれない。
例:機密性・完全性・可用性/差分・増分バックアップ など。 -
実務“あるある”が素直に出る:
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開発工程(V字モデル/各種テスト)
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性能・可用性・バックアップ設計
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情報セキュリティの基本(CIA)
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クラウドの特性、経営・会計の基礎
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暗記頼みではなく、「これは何の話か」を一瞬で見分ける練習が効く
5. 試験当日の運び方(私のコツ)
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迷ったら即フラグ → **一周目は“解けるものだけ”**埋める
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2択まで絞れたら、“×の理由”を心の中で一言で言える方を採用
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計算・図はメモに最初の一手だけ(書きすぎない)
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終盤10分は誤答チェックリスト → フラグ問題の順で回収
6. おわりに(資格そのものより“学びの中身”)
ITパスポートは、持っているだけで転職が劇的に有利になる資格ではありません。
価値は「学ぶ内容」と「学び方のプロセス」にあります。
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会社の用語を説明できるレベルにそろえ直せる
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開発〜運用〜経営を一枚の地図として捉え直せる
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誤答収集→再テストという再現性の高い学習フローが身につく
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会議や要件定義での理解速度が上がる
今回の“合格”よりも、私はこの基盤を得られたことを収穫だと感じました。
資格は通過点。ここで整えた基礎を、これからの英語・ブログ・日々の仕事で使っていきます。

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