とまと– Author –
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特別展「昆虫 MANIAC」訪問レビュー|研究者の「好き」に触れる展示
大阪市立自然史博物館で開催中の特別展「昆虫 MANIAC」に行ってきました。研究者の「好き」が全開のマニアックな視点に、巨大模型や体験展示が重なり、“ムシの多様性”を頭ではなく身体で腑に落とせる体験でした。 1. 研究者の「好き」が導く、マニア視点の... -
日本美術の鉱脈展レビュー|“知らなかった名品”に出会い、未来の国宝を自分の目で選ぶ(大阪中之島美術館)
大阪中之島美術館で開催された「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」へ。 有名どころだけでなく初見の作家・作品が次々に刺さる構成で、「未来の国宝を自分の目で選ぶ」という体験設計が見事でした。これから評価が上がり、有名になっていくのであろう... -
【英会話を始めました】旅と転職、未来の選択肢を増やすための第一歩
2025年8月から英会話レッスンに通い始めました。 英語は、母語話者だけで約4億人、第2言語として話す人も含めると世界で約15億人が使っている言語です。英語が話せるようになると、その15億人と直接コミュニケーションを取れる可能性が生まれます。 これは... -
視野を広げる大切さに気づいた“視野の狭い先輩”との経験談
視野を広げる大切さに気づくきっかけとなったのは、社会人2年目に一緒に仕事をしていた、ある“視野の狭い先輩”との経験でした。 その人についてはプロフィール記事でも触れていますが、今回はもう少し踏み込んで、そのエピソードをご紹介します。 https://... -
『人生の経営戦略』読書レビュー|長期視点・教養・自分軸を持って生きるヒント
社会や働き方が大きく変わりつつある今、自分の人生をどのように設計していくべきか――。 そのヒントが詰まった一冊が、山口周さんの『人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』でした。 企業の戦略理論をベースにしながら... -
『わたしの知る花』感想|寂しさの中に温かさが灯る、町田そのこさんの優しい物語
町田そのこさんの『わたしの知る花』を読みました。 静かに心に沁みるような、寂しさと優しさが共存する物語でした。 人は、誰かにとって善人であり、誰かにとっては悪人かもしれない この物語では、平さんというひとりの人物が、複数の登場人物の視点から... -
和食展 京都訪問レビュー|「知ると、もっとおいしい」和食文化の奥深さ
日本人にとって身近な存在である和食。 普段の食卓に当たり前のように並ぶご飯や味噌汁、漬物や焼き魚を、改めて「自分にとっての和食とは何か」と聞かれると意外とはっきり言葉にできない人も多いのではないでしょうか。 先日、京都文化博物館で開催され... -
【訪問記】広島平和記念資料館を10年ぶりに再訪して感じたこと
原爆の被害を「人」の視点で伝える展示に変わっていた 約10年ぶりに、広島平和記念資料館を訪れました。かつて学生時代に訪れたときの印象とは大きく異なり、展示の伝え方に明確な変化を感じました。 中でも印象的だったのは、展示が「人」にフォーカスし... -
命を見つめるまなざしに触れる ― ブラック・ジャック展(福岡アジア美術館)訪問記
福岡アジア美術館で開催されていた「ブラック・ジャック展」を訪れました。あまりの展示の濃さに、気づけば4〜5時間も滞在していました。展示されている原画には、紙からあふれ出すような熱量が込められており、ひとつひとつに引き込まれました。 ブラック... -
九州本土最南端・佐多岬を訪問|鹿児島の絶景スポットで味わう夕日と開聞岳
桜島フェリーから始まる佐多岬までのアクセス 鹿児島県の佐多岬を訪れました。ここは、九州本土最南端に位置する絶景スポットです。鹿児島市内からはまず桜島フェリーで桜島に渡り、そこから車で約2〜3時間のドライブが始まります。海沿いの道路を進んでい...