自己紹介:視野を広げる大切さに気づいたきっかけ

気づきと視点

私には忘れられない職場の先輩がいます。いい意味ではなく、反面教師としてです。

今回は私の人生に大きな影響を与えた反面教師について、
そしてその経験から学んだ「視野を広げることの大切さ」についてお話ししたいと思います。

視野の狭い先輩

社会人2年目のとき、私はある先輩と一緒に働く機会がありました。この先輩と働いていた当時は非常にストレスの多い日々でした。しかし、今振り返ってみるとその経験こそが私にとって貴重な学びのきっかけになったと感じています。

その先輩の特徴を挙げると、以下のようなものでした。

  1. 高圧的な態度で接し、気に入らないことがあると怒鳴る
  2. 自分の視点だけで物事を判断し、他人の意見や立場に耳を傾けない
  3. 過去の経験や持論に固執し、新しいアイデアや方法を受け入れようとしない
  4. 相手の成長を願って叱るのではなく、自分の怒りをただぶつけるだけの接し方をする

特に印象的だったのは、仕事以外ではゲームの話しかしないことです。自分の興味のあること以外にはまったく目を向けようとせず、新しい情報や異なる考え方に対して強い抵抗感を持っているように感じました。

そんな姿を見て私は、「狭い世界の中だけで生きていると、人は簡単に視野が狭くなってしまうんだ」と痛感しました。そして同時に、「私は絶対にこうはなりたくない」「もっと広い視野を持った人間になりたい」と心の底から強く思ったのです。

反面教師から学んだこと

この先輩との仕事を通じて、私は以下のようなことを学びました:

  1. 多様な視点の重要性:
    一つの視点だけでなく、様々な角度から物事を見ることの大切さを学びました。
    異なる意見や考え方を受け入れることで、より良い解決策や新しいアイデアが生まれる可能性があります。
  2. 継続的な学習の必要性:
    過去の経験は確かに貴重ですが、それだけに頼っていては時代の変化についていけません。常に新しい知識を吸収し、自分をアップデートし続けることの重要性を認識しました。
  3. コミュニケーションの大切さ:
    高圧的な態度や一方的な叱責は、相手の心を閉ざし、良好な人間関係や効果的な仕事を妨げます。相手の立場を理解し、建設的な対話を心がけることの大切さを学びました。
  4. 興味の幅を広げることの重要性:
    一つの趣味や興味に没頭することも素晴らしいですが、様々な分野に興味を持つことで、人生がより豊かになり、新しい可能性が開けることを理解しました。

行動の変化

この経験をきっかけに、私は自分の世界を広げようと意識的に行動し始めました。具体的には:

  • 様々なジャンルの本を読むようになりました。小説、ビジネス書、歴史書など、幅広いジャンルの本を読むことで、新しい知識や視点を得ることができました。
  • 積極的に旅行に行くようになりました。新しい場所を訪れ、異なる文化や習慣に触れることで、自分の価値観や考え方を見直す機会を得ました。
  • 興味のなかった分野にも挑戦するようになりました。例えば、美術館や博物館に足を運ぶようになりました。
  • 異なる背景を持つ人々との交流を大切にするようになりました。多様な人々と対話することで、自分にはない視点や考え方を学ぶことができました。

まとめ

今振り返ると、社会人2年目にこの先輩と一緒に仕事をした経験は、私の人生において非常に大きな転換点だったと感じています。確かに当時は大変な経験でしたが、それがあったからこそ、自分の視野を広げる必要性を強く認識し、積極的に行動を起こすことができたのだと思います。

私にとって、視野を広げることは新しい価値観や世界に出会うことです。本を読む、美術館を訪れる、知らない街を歩いてみる。そうした行動を重ねることで、自分の中にあった“当たり前”が少しずつ揺らぎ、「こんな考え方もあるんだ」「こんな風に生きる人もいるんだ」と気づけるようになりました。会社の中だけでは見えなかった世界が、どんどん広がってきています。

「視野を広げること」は、人生を少しだけ優しく、楽しくしてくれます。
このブログでは、そんな私が体験したことや感じたことを日々綴っていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました