徳島県の鳴門市にある陶板名画の美術館に行きました。
教科書でしか見たことのない世界中の名画が多くあり、非常に贅沢な時間を過ごすことができました。
この美術館の一番の魅力はなんと言っても1000を超える
原画に忠実に色彩や大きさを再現した作品群です。
作品の美しさや迫力、そして
想像してたよりも大きい作品や小さい作品に驚かされました。
忠実に再現してるからこそ感じ取れる魅力がありました。
印象に残った作品
個人的に印象に残ったものは、「光の魔術師」と称されるフェルメールの作品です。
世界に37点しかないといわれている作品のうち、10作品がこの美術館に展示されています。
有名な「真珠の耳飾りの少女」は、その神秘的で緻密な作品に魅了されました。
![](https://museum-hopper.com/wp-content/uploads/2023/11/7eee43e9b38e8d538d70a70fe029e4c2-768x1024.jpg)
興味深いことに、フェルメール作品は想像よりも小さいサイズでした。
画商でもあった彼は売れ筋のサイズを理解しており、
売買しやすいサイズを選んでいたそうです。
一握りの砂
美術館の入口の近くに初代館長の言葉が掲げられていました。
「一握りの砂から始まった複製原画を後世への遺産として保存していきたい」
そのような考えで美術館設立に至ったという話に感銘を受けました。
世のため、人のためになるに美術館を設立するというその理念が、
この素晴らしい施設の基盤となっています。
この言葉を知ってから美術品を鑑賞することで、また違った視点で作品を楽しむことができました。
所要時間・鑑賞ポイント
来られる方は時間に余裕を持って来られることをお勧めします。
私は1日では足りないと考えたので近くのホテルに泊まり丸2日かけて鑑賞しました。
その判断は正解でした。
正直なところ、1日ではとても回りきれなかったと思います。
また、無料の定時ガイドも是非聴いていただきたいです。
礼拝堂や人気作品の詳細を学ぶことができます。
先ほど述べたフェルメールの作品のサイズについての知識もガイドを通じて学びました。
ガイドを行っている途中からでも列に合流し、聴くことができます。
![](https://museum-hopper.com/wp-content/uploads/2023/11/6a7b3200cbde02f90de674fedea8e6fe-768x1024.jpg)
まとめ
この美術館は、世界中の名画を忠実に再現した非常に魅力的な場所です。
私自身実際に本物を見たことのある作品が数点展示されていたため、
複製技術の素晴らしさを改めて感じることができました。
また、今回複製された絵画を見たことにより、
実際に世界中の美術館に行き本物を見てみたいという気持ちが非常に強くなりました。
陶板名画美術館で過ごした時間は、まさに視野を広げる貴重な経験となりました。
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