渋沢史料館

東京の王子駅から歩いて10分程の場所にある渋沢史料館に訪れた際のことをお話しします。

渋沢栄一の功績と展示内容

渋沢栄一氏は日本資本主義の父と言われており500を超える企業の創設にかかわりました。
その中には現在のみずほ銀行や帝国ホテルといった有名な企業もあります。
それだけではなく、一橋大学や日本女子大学の創設にも関与し、
養育院の運営を生涯にわたり行ってきた人物です。

渋沢史料館では年齢ごとに展示ユニットが設置されており、91年の生涯をたどることができます。
さらに史料館の外にある青淵文庫や晩香廬といった渋沢栄一にゆかりのある施設の見学もできます。

史料館と青淵文庫や晩香廬あわせて1～2時間だと思います。
さらに時間に余裕のある方は史料館の近くにある紙の博物館や北区飛鳥山博物館を巡るのもおすすめです。

史料館では渋沢氏の生涯をたどり、渋沢氏が成し遂げた功績について学ぶことができました。
また、青淵文庫や晩香廬では渋沢氏とゆかりのある場所の雰囲気を味わうことができます。

渋沢栄一氏について学んでいくほど、世のため人のために生きた人なのだと強く感じます。

史料館の近くにあるお土産屋で名言集の冊子が売られていました。
様々な名言が残されていますが、私が印象に残った言葉を紹介します。

他人を押し倒してひとり利益を獲得するのと、
他人をも利して、ともにその利益を獲得すると
いずれを優れりとするや

自分の利益だけを追求するのではなく、他者の利益も大切にしてきた渋沢氏らしい言葉です。

新しい１万円札の肖像画に選ばれた人物の人生について深く学べる場だと思います。