維新館に引き続き、鹿児島市城山町にある鹿児島市立美術館に行きました。
黎明館から歩いて5分ほどの場所にあります。
濃い展示作品
美術館の規模はそれほど大きくはありませんが、非常にバラエティに富んだ展示を観ることができました。
西洋画ではモネ、シスレー、ピカソ、マティスなどの印象派以降の時代の作品を、
日本の画家では黒田清輝、和田英作など鹿児島にゆかりのある作家の作品が展示されています。
また、屋外にはロダン作のブロンズ像が設置されています。
最初に目に入った作品
展示室に入った瞬間、一番最初に意識が向いたのが所蔵作品選集の表紙にもなっているクロード・モネの睡蓮でした。
事前にどのような作品があるか調べていなかったため、「睡蓮がある!」と驚きました。
睡蓮を主題とした最初期の作品であり、写実的に描かれています。
桜島
郷土にゆかりのある作家や西洋美術作品に続いて第三の収集方針として桜島を描いた作品を収集しているようです。
そのため、桜島を描いた多くの作品を観ることができました。
画家にとっても桜島の力強い威容と四季折々の美しい姿が心を捉え続けているのだと思います。
特に黒田清輝の桜島爆発図の6連作は大正の大噴火の様子が鮮明に描かれており、印象的でした。
実際に噴火直後の桜島に数回渡り、的確かつ即興的に写生しているため、記録的価値も高い作品となっています。
鹿児島市内を歩いていると桜島をよく眺めることができます。
私自身も鹿児島旅行中、桜島の荘厳な美しさに魅了されていました。
所要時間
所要時間は1時間程度だと思います。
まとめ
所蔵作品選集を読んでいると今回展示されていない有名な作家の作品がまだまだありました。
訪れるたびに新たな気づき・出会いがあると思います。
さらに年間パスポートが入場料の2回分の値段である600円という安価であるため、私が鹿児島に住んでいたらきっと頻繁に通うであろうと感じました。
鹿児島に旅行で訪れるたびに行きたいと思える美術館です。
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