中之島美術館で開催されている長沢芦雪展に行きました。
テート美術館展の下の階で開催されています。
芦雪展の魅力
長沢芦雪は写生画の祖といわれる円山応挙の弟子として頭角を現した江戸時代中期の画家です。
卓越した描写力や奇抜な着想で独自の世界を展開し、
人物画や動物画から襖絵などの大きな作品まで非常に魅力的な作品を多く残しています。
印象に残った点
私が印象に残った作品はウサギや犬などの動物画です。
芦雪の温かい眼差しを感じることができ、現代を生きる我々が見ても「かわいい」と感じられる作品に癒されました。
また、個人所有の作品が多いことも芦雪展の一つの特徴だと思います。
通常の展覧会では個人蔵の作品はそれほど多くない印象なのですが、
芦雪展では約半数が個人蔵の作品でした。
様々な人が芦雪の作品を所有しているのだと考えると羨ましいと感じるとともに、
展覧会の実現に尽力した方々への感謝の気持ちを抱きました。
所要時間・鑑賞ポイント
少なくとも2時間は必要だと思います。
音声ガイドを聞かれる方は更に時間に余裕をもって来られるのをお勧めします。
芦雪の微細な描写や躍動感、
動物の重厚感やかわいらしさを是非堪能していただきたいです。
また、前期と後期で展示内容が大きく変わっていたので興味がある方はその点にも注意していただければと思います。
展覧会グッズ
芦雪展と阪神タイガースのコラボグッズが販売されていました。
私は大の阪神ファンであるため、思わず全種類買ってしまいました。
まとめ
会場内の芦雪についての説明動画で、芦雪の人生は「丹青三昧」だったという話を聞きました。
丹青(たんせい)とは絵を描くこと。
絵を描き続けることに人生を捧げたまっすぐなその生き様が絵に表れて今なお人々を魅了しているのだと思います。
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